Dall-E 3でLINEスタンプを作ってみよう!
はじめに
この講座は、「自分だけのLINEスタンプを作成したい!」という方向けの講座です。
事前準備として、以下を行なってください
- ChatGPTの有料プランに課金する
- Canvaの有料プランに課金する(代替手段はあるが、クオリティを高めたい場合は推奨)
STEP1: 元になるキャラクターを作ろう!
まず、スタンプにする題材を決めないことには始まりません。
自分の写真をスタンプにする
自分の画像を添付し、下記のプロンプトを使用してイラストを生成することができます。
添付した写真をアニメ風のイラストにしてください
・背景は透過させること(チェック柄やグラデーションなし)
・文字は入れないこと
実行例
実行結果
作りたいイラストに合わせて、下記のプロンプトを足してみて調整してください
💡 おすすめプロンプト一覧
画風の変更
- ワンピース風のイラストにして
- ジブリ風のイラストにして
服装の変更- スーツ姿にして
- 和服姿にして
その他- 3頭身にして
- 全身を描いて
- 似顔絵屋のイラストのように、特徴を強調して描くこと
- 縁取りの線を細くすること
ChatGPTに画風を参考にさせたい画像を読み込ませる方法も有効です。
⚠️ ChatGPTのFreeプランのユーザーは1日2回までDALL-E3を使って、画像生成をすることが可能です。それ以上の画像を生成したい場合は、Plusプランに課金する必要があります。
STEP2: 生成AIでスタンプを作成しよう!
スタンプ画像は最低8個
LINEスタンプは、1セット最低8個からのため、最低8個はスタンプ画像が必要です。
それに加えて、メイン画像とタブ画像が必要ですが、これはスタンプ画像から流用させればOKなので、最後に作成します。
メイン画像とタブ画像は聞き馴染みがないと思いますが、下の画像の通りです。
ChatGPT有料プランを使っている方
インターネット上の画像検索で、真似したい構図のイラストを保存します。
以下のプロンプトを使用し、1枚目に真似したい構図のイラスト、2枚目に先ほど作成したキャラクターの画像を添付します。
以下の条件でイラストを作ってください。
・1枚目の画像のキャラを2枚目の画像のキャラに差し替えること
・イラストの作風は2枚目の画像の作風を守ること
・服装は2枚目の画像のままにすること
・背景は透過させること(チェック柄やグラデーションなし)
・文字は入れないこと
実行例
実行結果
生成された画像の左下にダウンロードアイコンがあるので、クリックするとpng形式で画像がダウンロードできます。
💡 表情を変えたい場合は、下記のようなプロンプトが有効です
- 大笑いして涙が出ている表情に変えて
- ジト目にして、見下している表情に変えて
- ジト目にして、ドン引きしている表情に変えて
- 怒りマークを付けて、怒っている表情に変えて
- 目を星形にして嬉しいそうな表情に変えて
- 口をすぼめて、文句を言っている表情に変えて
⚠️ 画像作成前に、LINE Creators Marketのガイドラインを必ず確認しましょう
ガイドラインには、画像のサイズ、フォーマット、内容に関する詳細な規定が記載されています。
ガイドラインに違反したスタンプは審査に通らず、販売することができません。
👉ガイドラインはこちら
やりがちなミスとして、以下があります
- 特定の商品と判別できるものが映り込んでいる(ペットボトル飲料、お菓子など)
- 特定の施設と判別できるものが映り込んでいる(東京モード学園など)
STEP3-A: Canvaで文字を入れよう!(有料)
💡 CanvaのProプランを利用していない人は、代わりに下記の方法を参照してください
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オリジナルのLINEスタンプをDall-E 3で作成する方法
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下記リンクからアカウントを作成してください
スタンプ画像のキャンバスを作る
デザインを作成で「line」と検索します。
すると、「LINEスタンプ(横、370×320px)」があるので選択します
すると、このような編集モード画面に切り替わります。
先ほどダウンロードした画像をドラッグ&ドロップすると、下のように画像が表示されます。
紫色の枠を上下左右に引っ張ることで、画像サイズを拡大縮小できます。
文字を入れる
続いて、文字を入れていきます。
左側の「テキスト」タブを選択します。
「テキストボックスを追加」を選択すると、段落テキストが追加されます。
上の編集バーの「T↓」を選択することで、縦書きに変更できます。
さらに、編集バーの一番左を選択することで、フォントを変更できます。
おすすめは「にくまる」フォントです。
編集バーの「A」を選択することで、テキストの色を変更できます。
このままだと背景次第では文字が読みづらいので、文字を縁取りさせます。
編集バーの「エフェクト」を選択し、左側から「袋文字」を選択すると、縁取りさせることができます。
あとはテキストを自由に変更して、スタンプを完成させるだけです!
💡 画像や文字のレイヤー順序を変更したい場合
編集バーの「配置」を選択し、左側から「レイヤー」を選択すると、レイヤーの順序を変更できます。
続けて他のスタンプを作成する場合は、下の「+ページを追加」を押すと、同じサイズの空のキャンバスが作成されます。
同様の手順で生成AIで作成した画像をスタンプ化させていきましょう。
画像をダウンロードする
右上の「共有」ボタンを押すと、ダウンロード設定が表示されます。
「背景透過」をクリックして、「ダウンロード」を押すと、画像がダウンロードできます。
⚠️ 「背景透過」を選択しないと、スタンプにしたときにしろ背景が残ってしまいます。
なお、この機能はCanva無料版では使えなくなってしまったようです…
メイン画像・サブ画像を作る
メイン画像とサブ画像はキャンバスサイズが異なるので、新しく「デザインを作成」から行う必要があります。
カスタムサイズを選択し、メイン画像は「240240」、タブ画像は「9674」に設定します。
STEP3-B: LINEスタンプメーカーで文字を入れよう!(無料)
多少文字のクオリティは落ちてしまいますが、無料で簡単に文字入れをする方法もあります!
下記のページから、LINEスタンプメーカーをスマホにインストールします
アプリをインストールして開くと、下のような画面が開きます。
「スタンプ」をタップします。
写真選択画面が表示されるので、あらかじめスマホに保存しておいた、ChatGPTで生成した画像を選択します。
すると、このように確認画面が出ます。すでに背景透過はしているのでスキップでOKです
サイズ・角度調整をします。キャラクターの位置を調整してください。
Instagramと同じ要領で、テキストを入力します。
デフォルトでは日本語のフォントがあまりないので、「フォントの追加」から使いたいフォントをダウンロードします。
プレビュー機能で確認して、問題がなければ「保存」をタップします。
このように、簡単にスタンプが登録できました。
LINE クリエイターズマーケットを経由せずに、この画面から販売申請ができるようです。
STEP4: LINE クリエイターズマーケットに登録しよう!
下記のリンクからLINE クリエイターズマーケットにログインします。
ログインすると、下記のような画面に遷移します。
「スタンプ」をクリックします
すると、下のような新規登録画面に移動します。
スタンプ詳細を入力
「言語を追加」からJapaneseを選択し、「追加」をクリックします
その後、以下の4つの欄を埋めてください
- タイトル(English)
- スタンプ説明文(English)
- タイトル(Japanese)
- スタンプ説明文(Japanese)
販売情報を入力
続いて、下にスクロールし、販売情報を入力します。
- クリエイター名:自由に設定
- コピーライト:本名や会社名を入力。ニックネームでもOK
- AIの使用:「AIを使用しています」を選択
- **プライベート設定:**スタンプショップの検索結果などに表示させたい場合は「ショップ公開」を選択します。身内のみで使うスタンプの場合は「ショップ非公開」を選択します
- 販売開始設定:自動で販売を開始を選択
ライセンス証明を入力
今回はスタンプに写真や他社の著作物は使用していないと思うので、デフォルトのままでOKです。
「保存」をクリックします。
画像をアップロードする
ライセンス証明入力まで行うと、このような画面に遷移します。「スタンプ画像」タブを選択します。
下のような画面になります。「編集ボタンを」クリックします。
このような編集画面になります。この画面でメイン画像、タブ画像、スタンプ画像(8枚以上)をアップロードします。
灰色の部分にマウスを合わせると「Upload」ボタンが現れるので、クリックします。
Canvaからダウンロードした画像を選択します
画像を選択すると、下のようにスタンプが登録されます。これを全ての灰色の部分で行います。
(アップした画像は自動で保存されるのでご安心ください。)
全ての画像を登録し終わったら、「戻る」ボタンを押します。
全ての画像をアップしたら、右上の「リクエスト」が押せるようになります。ここから申請を開始してください。
通常、審査には2~3日程度かかります。
審査後
審査が完了すると、下のようなメッセージがLINE Creators Marketから届きます。
「詳細を確認する」を選択すると、先ほどのLINE クリエイターズマーケットページに遷移します。
下のようにステータスが「販売中」に切り替わっていればOKです!
これでスタンプ作成は完了です!お疲れ様でした!!
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